■ホウサイランとスルガラン■
 東洋ランが好きで、あちこちのラン展に行きました。ホウサイランとスルガランが比較的大型で強そうなので育ててみたくなりました。購入方法や育て方を教えて下さい。
ホウサイラン 中国では、正月頃に咲くので、歳(とし)を報(しら)せるめでたい蘭・報歳蘭(ほうさいらん)と呼ぶ。厚い葉で艶も良く、花茎が葉の上に出て、芳香のある見ごたえのある花が10個近く咲く。古来の中国上流層で床飾りとして使われた。 日本では、屋久島にヤクシマホウサイランが自生していた。やや暗い樹林下で、肉厚で艶のある葉、幅3p・長さ30p位。5月頃に新芽を出し11月頃迄成長。バルブは大きく、6年程生き残る。 花期は、1〜3月。花の径約4p、花弁は後ろに反り返り黄褐色地に濃い赤茶色の線が入る。唇弁は黄色地に赤茶色の斑点が大小幾つか入る。花持ちが良く、約1ヶ月観賞できる。苗の購入は、開花期に大きな園芸店か、ラン展(東洋ランや日本ラン) で購入できます。大量には置いていません。
 
 
  <植え方>やや大きめの深鉢を使用。
水はけの良い砂や市販の蘭用土に腐った根を除き、植えこむ。植え替えは普通3月頃か秋の彼岸〜10月初旬、3年に1回は植え替えること。
  <置き場所>直射日光の当たらない、風通し良く明るい場所。この近辺では、年中、屋外の軒下で可能です。(冬は、5℃以上で霜には当てない)
  <管理>成長期(5〜11月)は、1日に1回灌水する。冬(12月〜4月は常緑休眠)は、表土が軽く湿る程度の水分保持を。成長期に極少量の油カス、骨粉を置き肥にする。病虫害は特にない。植え替え時の株分けで殖やす。
  <関連種>チュウゴクホウサイラン、タイワンホウサイラン、タイミンラン等
 
スルガラン 盛夏の頃、長い花茎を伸ばし、黄緑色の芳香花を咲かせる。中国大陸に分布。 駿河との関わりは不明。冬,加温すると、5〜10月にかけ何回か咲く(四季蘭の名)。やや、乾燥気味の林床に自生。個体数は少ない。 葉の長さ50〜60p、幅2p程度で葉質が硬く、5月頃新芽を伸ばし6月頃バルブの基部から花芽を出す。7月に花茎が40p程になり、葉の茂りの中で6〜8花咲かせる。花は径約5p、黄緑花弁はやや肉厚。唇弁は黄色に赤点が散在、芳香がある。花持ちは時期的なためか7日程。
7〜8月頃、大きな園芸店や東洋ラン展に出る。
  <植え付け>深鉢に砂又は蘭用土にバルブが隠れる程度の浅植えする。植え替えは3年に1回、3〜4月(又は10月)。
  <置き場所>日陰が良いが1時間余り位は日光が当たる場所が望ましい。戸外で雨ざらしでは斑点病、強風で葉折れが起こりやすい。丈夫だが冬は霜や寒風が当たらない所。
  <管理>成長期は1日に1回灌水。表土が湿っていれば控える。冬は水切れにならない程度の灌水。肥料は春と秋に油カスと骨粉を少量施す。増殖は株分け、バルブ吹かし。
 
 

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