■山野草を楽しむ■
 少し変わった山野草として、ナンバンギセルがあると教えられました。この植物はどのような植物で、どのようにすれば自分で育てられますか。
ナンバンギセルには葉緑素が無く、自分で養分を作り出すことは出来ませんから、他の植物に寄生して生きています。寄生する植物は、イネ科植物が多いようです。
この植物を育てるにはまずイネ科植物であるススキを鉢で育てます。この辺りの山野で見られるススキは大きすぎて困る時は、小型のヤクシマススキを栽培します。これら元気なススキの根元にナンバンギセルの種子をなすりつけるように植付けます。(ナンバンギセルの種子は粉状です)
後はススキに寄生して、発芽してくるのを待つことになります。
 

自生地でのナンバンギセル
 
鉢栽培のナンバンギセル
 
 山野草を観察して、楽しめる場所を教えて下さい。
多くの人の山野草に対するイメージは可愛くて、美しい花が咲く植物を想像しているのかも知れませんが、「可愛い」とか「美しい」などの思いは人それぞれで、選択は難しく困難では有りますが一般的に好まれる山野草が見られる場所を紹介します。車で、90分程度以内で行ける場所です。
   
  ○高天野草園; 林下の環境を利用し、主としてエビネを中心に、幅広い山野草が観察できます。
国道309号線で水越トンネルを通り、名柄交差点を右折して進み高天彦神社の下方に入口があります。
  ○波瀬植物園; 自然の地形を生かして、山野草から里の樹木まで幅広く観察できます。
国道165号線を東進、桜井の「外山」で166号線に進み、高見トンネルを越えればまもなく波瀬に着きます。道路の右側に入り口があります。
  ○森野旧薬園; ここの歴史は250年前にさかのぼる。葛粉を製造し、薬草を中心に栽培している。
国道166号線沿いで「大宇陀道の駅」から徒歩数分のところにあります。入口は普通の民家と同じで、よく注意する必要があります。
  ○上野森林公園; 自然の里山を利用して、その環境を保全し多種多様な植物を観察できます。
名阪国道の「友生」で降りて出た道を右折、名阪国道の上を越え「ゆめが丘北口」の信号で更に右折すれば、間もなく右側に入り口があります。
 
 

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