■キュウリの育て方■キュウリ(ウリ科)
 代表的な夏野菜キュウリの育て方を教えて下さい。
1、土作り
 野菜が育ちやすい条件
 ○野菜が育つための適切な肥料がある
 ○水はけがよく、保水性がある。通気性がよい
 ○土の酸度がちょうせいされている
 ○病原菌や害虫がいない
まずは植える前に酸度を測定して、土の酸度pH5.5以下の時を目安に石灰をまきます。(酸度の測定をするには、園芸店などで酸度を測定できる道具が市販されています。)石灰にはいくつかの種類があり、適度なスピードで効果が現れる苦土石灰がよく使われています。それぞれの種類の性質を把握し、適量を畑にまいて酸度を調整します。
 
種類 アルカリ分 特徴
消石灰 60%以上 アルカリ分が多く効き目が早く安価。畑にまいた後すぐに栽培すると、タネや苗が障害を起こすので、栽培2週間前に施す。土が固まりやすい。
苦土石灰 53%以上 苦土(マグネシウム)を含む石灰石から作られるので、植物に害が出にくい。
効果が長続きするので一般的によく使われる。
  石灰を入れると有機栽培にならない。
pH値を1上げるのに苦土石灰の場合1㎥当たり200gを畑にまきます(消石灰の場合は苦土石灰より3〜4割減らす)。
苗を植える畑全体に苦土石灰をまき、元肥として有機質肥料を入れて耕します。植えつけ2週間前でいいです。【有機質肥料とは、油粕、骨粉、米ぬか、鶏ふん、牛糞】

  2、苗の選び方
  3、植える時期と植えかた
暖かくなる5月上旬が植え付けの適期(連休明け)です。4月中旬になると店頭に苗は並べられますが、苗の育った場所はビニールハウスの中で育った苗が多く、すぐに外に出されても外の気温についていけない苗もあります。やはり室外の気温になれた苗は丈夫です。接ぎ木の場合は接いだ根元から台木が出てきたときに切り取りやすくするため植える時は絶対に深く植えないでください。深く植えすぎると水が溜まって根が腐ります。間隔が狭く植えると風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。株間は50〜60p。



  4、支柱立て・誘引
植える前にキュウリネットを張っておきましょう。(キュウリネットは市販されている)。ツルが伸び始めたら支柱を立てて誘引していきます。

5、整枝及び摘心
わき芽とり (植え付け1カ月後) 親づるの葉のつけ根(節)からわき芽が出て、成長すると子づるになります。草丈が1mになったら、下から5枚の葉のつけ根から伸びるわき芽を手で摘み取って下さい。
子づるの摘心(植え付け6週間後) 下から5枚の葉より上の節から伸びる子づるは、子づるの葉1〜2枚をつけてその先で摘心する。子づるを放置すると、実はたくさんつきますが、なり 疲れて品質は低下しがちです。摘心すれば実の数を抑えられて質のよいものができるうえに、葉の茂りすぎによる蒸れを防ぎます。親づるの摘心 草丈が支柱(人の背の高さ)まで先端が到達したら、親づるの先を摘心し、草丈の伸長を止めます。
一番、二番目になった実は早く収穫して株の成長を助けます。
   
  6、肥料  苗を植えて親ずるが伸び始めると肥料をあたえます。化成(8-8-8)、綿実と骨粉を混合した肥料。植えてからツルが伸び始めるころからあたえます。始めは苗と苗の中央にそれ以後は少しずつ離して追肥として半月に1回一握り棒などで穴を開けてやります。
 
  7、水やり  植えた時は水はたっぷり与えます。後は乾燥しない程度に水はやりましょう。 乾燥しないようにワラ等敷くとよいでしょう(ナメクジに注意)。梅雨が明ければ毎日水は 欠かせません。根元に水はかけないで下さい。

 

  8、病気・害虫  病気は、うどん粉病、ベト病があるが実がなり始まるまでに殺菌剤などで予防しておけばかかりにくくなります。害虫にはアブラムシなどあります、実がなるまでに殺虫剤などで予防すれば、付きにくくなります。
病気、害虫がかかりにくいように風通しよくするのも、一つの方法です。
   
  9、キュウリの苗も5月〜6月は市販されていますが、それ以後はあまり市販されていません。タネを買っておいてポットにまいて苗を育て植えると、9月末頃までたべられます。
一度にたくさん苗を植えないで、日を開けて植えると長い期間食べられます。
 
 

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