■ミント類とバジル■
 ペパーミントを庭に植えていますが、はびこってきて困っています。何かいい方法があれば教えて下さい。他のミントの種類や利用法についてもお願いします。
ペパーミント スペアミント
ミント類は地下茎と地上茎が旺盛に伸びて、伸びた根からはびこってきます。これを勝手に根が伸びていかないようにするには、トタンやブロックなどで深めに仕切りをした中に植えるか、ビニールポットや不要になった大きめの鉢などに底網を入れてその中にミントを植えつけて、鉢ごと土に埋めると地下茎は伸びていきません。鉢の中で根がいっぱいになったら鉢ごと堀上げれば、株分けなどの作業が楽に行えます。地上茎も伸びてきたら切り取ります。切り取った地下茎や地上茎は、根をつけて土をかぶせておけば、芽が出てきて増やすことが出来ます。挿し木でも簡単に増やせます。また、ミント類は交雑しやすく、親株とは違った種ができることがあります。数種類のミントを植える場合も、地下茎がまじり合うので種を採取して増やす場合も含め、ミント同士は近くに植えないようにします。多くのミント類は耐寒性があり丈夫で、日向から半日陰の場所で育てられます。真夏の西日と乾燥に弱く、肥沃で、湿り気の多い土を好むので、植える場所を考慮することが必要です。
   
<ミントの種類と利用法>
  ミント類は種類が大変多くヨーロッパ、アフリカ、東南アジア、日本など広く北半球の温帯に分布しています。シソ科の多年草でメントールが含まれているのでスーッとする清涼感があります。ガム、お菓子、飲料、料理、化粧品、歯磨き剤、薬用などに使われ、日本でもお馴染みで最も親しまれているハーブといえます。家庭での利用法は、ハーブティーや、ミントウーター、料理の飾り、ポプリ、浴用などに使ってみてはどうでしょうか。ミントウオーターはペットボトルなどの容器にミントの生葉を1リットルに10〜15cm位を二本程度、(好みの量)を入れ数時間置いておくと、ミントの爽やかな香りと清涼感が楽しめ特に春から夏にはオススメです。冷蔵庫に入れておけば何度も繰り返し水を継ぎ足して使えます。
●スペアミント 別名 オランダハッカ、ミドリハッカ
  柔らかい清涼感と香りには甘さがあるのが特徴です。葉は葉脈がはっきりしており古くからあるミントです。変種には葉が縮れているカーリーミントがあります。

●ペパーミント 別名 セイヨウハッカ

 
ウオーターミントとスペアミントの交雑種と言われ、葉先が尖っており、香りが少し柔らかいホワイトペパーミント、全体的に黒っぽく見えるブラックペパーミントがあります。メントールが多いので清涼感が強く冷たい感覚と強い刺激をスペアミントより感じます。変種には香りが濃厚なオーデコロンミント、ラベンダーミントなどがあり乾燥させてクラフトなどにも使われます。
その他、メントールの含有量が多いニホンハッカ、りんごの香りがするアップルミント、匍匐性のペニーロイヤルミント、斑入りのパイナップルミントなど品種が多く、様々な楽しみ方ができます。
 
 
■ミント類とバジル■
 スイートバジルの種を3月にまきましたが、全然発芽しませんでした。何が悪かったのでしょうか。
今年も種をまきたいので、まき方、育て方、利用の仕方など教えて下さい。
 
3月はまだ気温が低いため種をまいても発芽しません。発芽温度は20〜25℃で適期は5〜6月頃です。早く苗が欲しい場合は出回っている苗を買ってきて挿し木で増やすことをおすすめします。熱帯アジア原産のスイートバジルは40〜60Cmになり、低温になってくると生育が悪くなり枯れてきます。
   
<育て方>
  バジルは移植を嫌うので、直まきにするか、ビニールポットで苗を作ります。予定地は日当たりがよく、排水のよい場所を選びます。あらかじめ、土壌を掘り起こし苦土石灰で中和し1〜2週間ほど間をあけてから腐葉土や堆肥を入れ耕して、元肥を施しておきます。(石灰と有機質や肥料などを一緒に入れるとガスが発生しやすくなるため間を空けます)種をまいて発芽後、混みあったところは間引き、追肥をします。
草丈が20〜25Cmぐらいになり、少し脇芽が出てきたら、中心の枝を脇芽の上で切ります。このことを摘心と言います。摘心することにより、脇芽の成長をよくします。そのようにして脇芽もどんどん摘心していくと、こんもりとしたしっかりした株になります。摘心したものは、挿し木にすることができます。土に挿しても簡単につきますが、水にさしておくと3〜4日で発根します。しっかり根が出てから植えると確実です。バジルは早ければ6月頃花が咲き始めます。これを放置しておくと種を作るため株が弱り長く収穫できません。花穂が出てきたら早めに脇芽の上で切り取りましょう。種取りをする場合は夏の後半から花穂を取らずに少しだけ株を残しておきます。また、トマトのそばに植えるとトマトを元気にし、害虫を寄せ付けにくくします。
バジルの発根 ジェノベーゼペースト
   
<利用法>
  甘くスパイシーな香りで、眠気を覚まして集中力を高め、頭痛、編頭痛、消化促進、催淫効果があると言われています。
料理ではイタリア料理によく使われていて、ピザはマルゲリータ、パスタはジェノベーゼがよく知られています。煮込み料理などトマトと相性がいいハーブです。乾燥、塩漬けなどで保存して利用出来ます。

ジェノベーゼペースト

作り方
@ バジルを洗って葉に水気が残らないように拭き取るか乾燥させます。
A 松の実は軽く炒っておきます。(カシューナッツでも可炒らない)
B フードプロセッサーに全ての材料を入れペースト状にします。
C 消毒したビンに入れ表面をオリーブオイルで覆います。(変色を防ぐ)
D 使ったあとは減った部分にオリーブオイルを足しておきます。
冷蔵庫で2週間ぐらいは保存できますが、沢山作った時は小分けにして 冷凍しておくと、自然解凍で新鮮なペーストが使えます。
  バジルの葉
松の実
にんにく
パルメザンチーズ

オリーブオイル
約40枚(50g)
50g
1かけ
60g
小さじ2
100cc
       
 
ジェノベーゼペースト
トーストにペーストを塗って溶けるチーズを乗せてオーブンで焼くと美味しいピザトーストができます。
このようにする時は塩を入れないで作ってください。色々とほかのお料理にも使えます
 

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