10月の園芸Q&A

Q.  セージを料理に使ってみたいので育て方と利用法を教えて下さい。
A.
 セージはシソ科の常緑小低木で、南ヨーロッパに広く分布しており、園芸品種も含めると数百種類あります。料理に使うのはコモンセージで、葉は長楕円形で灰緑色をしており、やや肉厚で表面はザラザラしています。
 苗の植え付けは春か秋に行い、定植の前には石灰で土壌を中和しておきます。日当たりのよい場所で、水はけのよい土壌を好みます。5〜6月、9月には挿し木で増やすこともできます。高温多湿に弱いので、梅雨に入る前に収穫を兼ねて混み合った枝を切り取ります。開花前後の葉の香りが一番強くなるといわれており、乾燥して保存する場合は朝のうちがお薦めです。収穫後はお礼肥(即効性の液肥や化成肥料)を施しておきましょう。
 葉には強い芳香があり、抗酸化作用、殺菌抗菌作用や、消化促進作用があるといわれています。葉を肉や魚料理などに使い、特にソーセージ作りには昔から欠かせません。乾燥させたローズマリー、タイム、オレガノなどのハーブと一緒に粉末にし、塩とブレンドするとハーブソルトが出来上がります。コモンセージは、料理のほかハーブティーや、ローション、ポプリとしても使うことができます。妊娠中の方は連続して使用しないようにしましょう。

セージ

11月の園芸Q&A

Q.  ワケギと青ネギの見分け方や違いを教えてください。
A.
 ワケギはネギと玉ねぎの仲間が交雑したもので、ユリ科ネギ属の球根性の多年草です。ワケギは分球で増えるので、種子からではなく肥大する種球を9〜10月中頃までに植えつけます。青ネギは種子又は苗で育てます。買った青ネギの根から15cm位で切り植えつけ、育てることもできます。ワケギは青ネギと見た目が似ているので混同されますが、球根の部分が少し膨らんでいるのが特徴です。20〜30cm位に成長すれば地際から4〜5cmのところで切って使えます。春先には球根を堀上げて加熱して食べると、柔らかく美味しいです。収穫が遅くなるほど球根は固く肥大していきます。また、ワケギは葉に艶があり、ネギより細くて柔らかく辛味や刺激臭が少ないので、酢味噌で和えたり水炊きなどに使用されます。その他青ネギ同様薬味としても使えます。種球を残したい場合は、5月の中旬〜下旬頃葉が枯れてから、堀上げて乾燥保存します。

ワケギとネギ

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