8月の園芸Q&A

Q.  堺の市の花 ハナショウブの鉢作り、美しく咲かせたいので育て方を教えてください。
「はなびらの 垂れて静かや ハナショウブ」 高浜虚子
A.
1. 鉢植栽培の場合、毎年花後すぐ株分が必要です。来年花を咲かせるには、葉を20cmに切り詰め今年花を咲かせた花茎の両脇の2〜4本を、1芽ずつ切り離し3〜4号鉢に仮植えを行います。
2. 仮植2ヶ月後に5〜6号素焼鉢に定植します。仮植、定植とも深植えにしないでください。
3. 用土は赤玉土:8、バーミキュライト:2とし、元肥及び苦土石灰を入れない酸性土壌とします。
4. 置き場所は年間を通じて日当たりのよい戸外で、12月になれば葉が枯れて冬眠に入りますので株元を切り詰めます。
5. 水遣りは受皿に常に5cmの水を満たして浸します。〔腰水法〕但し、1月〜3月は行わず、4月以降再び〔腰水法〕とします。
6. 肥料は定植後〜12月まで化成肥料、油カス等を充分施し、仮植後〜9月下旬まで液肥を10日に1回、芽出し前、寒肥として1回施しますが、肥料が花時まで残らないようにします。
7. 花の咲く頃ヨトウムシ等害虫が発生することもあるので、見つけ次第、駆除してください。

ハナショウブ

9月の園芸Q&A

Q.  秋植え球根カサブランカ、毎年美しく咲きません。この花の上手な育て方を教えてください。
A.
1. カサブランカは1984年オランダで作出された園芸品種で日本原産のヤマユリ、カノコユリ、ウケユリなどが原種となったユリです。
2. 球根の選び方は外傷がない、乾燥していない湿ったバーミキュライト等で保護されていて固く、重くまた大きく根も元気なもの。
3. 6号鉢で1球、7〜8号鉢で2〜3球植えが良いでしょう。鉢は、素焼き鉢か、プラスチック鉢の口径が小さくて底の深い長鉢を使用します。
4. 用土は腐植に富む土、赤玉土:6、腐葉土:4の割合の土を使用します。
5. 肥料は元肥として緩行性化成肥料小さじ1杯を用土に混入します。追肥は緩効性化成肥料を1球あたり3gまたはボカシなら4〜5gを11月、3〜4月、6月に同量3回、施す。芽が15cmほどになったら花芽が出始めるまで液肥(1,000倍)を月2回施します。
6. 植え付け方は上根の出るスペースを確保するために鉢の中央で深植えにします。
7. 置場所は寒さに強いので冬でも戸外でも構いません。
8. 水遣りは秋1〜2日、冬2〜4日、草丈が大きくなったら1日に1回。開花近くになったら朝夕2回行ってください。
9. 病害虫の最大の敵はアブラムシ、ハダニの媒介によるウイルス病です。毎月1回アセフェート系粒剤を球当り2〜3g鉢の土表面に散布します。

カサブランカ

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