8月の園芸Q&A

Q.  ナンバンギセルという植物のあることを知りました。どのような植物ですか。
また、育て方も教えてください。
A.
 ハマウツボ科の植物で、葉緑素を持っていません。
従って自分で栄養分を作ることができず、他の植物に寄生して育ちます。多くはイネ科植物であるススキなどの根茎に寄生し、ススキの養分をとって生活していますから、たとえナンバンギセルを見つけて鉢に植えても育ちません。
これを育てるには、宿主となる植物(例えばヤクシマススキ)を育ててから種子を播きます。この植物の種子は非常に微細で粉のような状態ですから、ススキの植えてある表土を少しとり、根になすりつけるような感じで播けば確実です。播く時期は11月頃に種子をとって すぐの採り播きでも、翌年ススキが育ってきた7月頃でも可能です。花は8月頃から咲き出します。開花すればタバコを吸う時に使用した「煙管(キセル)」に似ていて花茎を長く伸ばし先端にうす紫色をした花を着けます。野外でもススキの群生地などで注意深く観察していると見つけることができます。鉢植えのススキに多くのナンバンギセルが育つとススキが弱ってしまうため、注意が必要です。
 

ギリシャ文明

9月の園芸Q&A

Q.  プランターや鉢で柑橘類であるキンカンを育てることができますか。
育て方と注意点を教えてください。
A.
 キンカンは本来温暖な地域が適していますが、この地域でも戸外で充分に育てることができます。植え付けは3月中旬から4月頃に行います。用土は排水性の良い肥沃な土を好むので腐葉土や有機肥料を加えたものを作ります。プラスチックの深鉢を使用するような場合は横にス リットの入ったものが有効です。自分で穴をあけてもよいでしょう。(これは根が呼吸し易くするためです。)花は7月頃から咲き、収穫は1〜2月です。肥料は一般に3〜4月と6月と10〜11月を中心に与えますがチッ素分は控え目にし、リン酸分の多いものを与えます。キンカンには種類がいろいろありますが、一番小さいマメキンカンは小ぶりですが美しいので観賞用に親しまれています。マルキンカンやネイハキンカンなどは生食用として多く栽培されています。早生品種の方が耐寒性があり実つきも良いので初めての人には好都合です。病害虫は少ない方ですがハダニ・カイガラムシには気をつけてください。最も大きな害を与えるのはアゲハチョウの幼虫です。早く見つけて捕殺します。

鉢に植えた植物の夏越し対策

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