10月の園芸Q&A

Q.  秋植え球根植物のサフランの育て方について、注意することは何でしょうか。
A.
 サフランは、ヨーロッパ南部から小アジアを原産地とする球根植物で、クロッカスの仲間。主に赤い雌しべを採取して、鎮静・鎮咳・強壮作用などの薬用や料理の色づけに用いています。
花の少ない晩秋から初冬にかけて、わずかに伸びた葉の間から淡紫色の花をつけますが、まとまって開花した花は美しく、観賞用として花壇や水栽培などに利用されています。1球から1〜6輪の花が咲き、花には3本の雄しべと、途中から3本に分かれた、細く赤い雌しべがあります。この雌しべを採取し、乾燥させて利用しています。
栽培法としては、日当たりと排水の良い場所を選び、有機質の肥料をよくすきこんだ地に、9月中旬から下旬に植えつけます。花壇に植える場合は、深さは5〜6センチ、球根の2倍程度の間隔で、植えると良いでしょう。鉢植えの場合は、5号鉢に5〜10球程度に密生すると、見事な鉢物になります。
水栽培は、専用の容器に、出来るだけ大きな球根を選んで、球根の底部すれすれに接するくらいに水を入れ、発根するまでは暗所に置きます。根が伸びてきたら、根の半分が浸る程度の水位に調節し、明所に置きます。芽が伸びてきたら、窓際などの明るい場所に移します。
花後5月になり、葉の先端が黄色に変わり始めると掘上げ、日陰の風通しの良い場所に葉を束ねて吊るし、乾燥させます。次年度、この球根を9月中旬から下旬に植え付けします。

 
シュウメイギク

11月の園芸Q&A

Q.  シクラメンの開花鉢や、新しい株を手に入れるときの、留意点や、管理上の注意について教えてください。
A.
 葉の数が多く硬くしまった株が、良い株です。株全体を手のひらで触ってみて判断するのも良いことです。葉が大きくなりすぎたものや、徒長して葉数が少ないものは、避けるようにします。蕾の数の多いものが良く、葉の上にある蕾のほか、葉の中にある小さな蕾も多ければ長く楽しめますので、蕾を良く見ましょう。また、葉の茎の太いものが良く、株の中心部にがっしりした太い花の茎がたくさんでているものを選びましょう。そして、病気のないものを選びましょう。花の茎が病気におかされ、べとべとしていたり、株元がぐらついたり、葉がしおれているものは避けます。
育てる時の留意点として、寒さは、凍らない程度であれば大丈夫で、室内のなるべく昼夜の温度差の少ない場所が良いでしょう。しかし、20℃を超える室内は避けます。日中は出来るだけガラス越しに日が当たるような場所に置き、時々移動させます。
鉢土が乾くと葉がしおれるので、その直前に十分水やりをすることです。
3〜4日に1回ぐらいが理想的ですが、冬越しは生育期間でないので、水のやりすぎは禁物です。
水やりは、土が乾いたらたっぷり与えましょう。葉の上から水をやると球根の上の方の部分に水がかかり、株をいためます。その他シクラメンのスタミナ維持のため、咲き終わった花はこまめに抜き取るようにします。
ハナショウブ

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