2月の園芸Q&A

春を呼ぶ花、サクラソウ
Q.  昨年サクラソウを植えました。花茎が倒れて見苦しかったのですが、どうしたらしっかりそだてられますか、教えてください。
A.
 サクラソウは、プリムラマラコイデス、ポリアンサ、ジュリアン、オップコニカなどがよく売られていて、これらは洋種のサクラソウで、多年草のものと、1年草のものがあります。お尋ねのサクラソウはニホンサクラソウだと思います。
 ニホンサクラソウは、日本各地の山地や亜高山の岩場、高山の湿原など、いろいろなところで自生していましたが、多種の栽培品種が古くは江戸時代から愛好家によって育てられ、それらは、ニホンサクラソウとして売られています。ニホンサクラソウは多年草ですが、暑さと乾燥に弱いので、夏は涼しい場所でそだてます。培養土は、水はけ、水もちに配慮して赤玉土5桐生砂2腐葉土2日向砂1とマグアンプKを少々元肥として入れます。鉢は、4〜5号の深鉢(素焼に近い鉢)に植えます。置き場所は春の芽出し期から花が咲き終わるまでは徹底的に日にあて、夏は半日陰に置きます。水やりは、春と秋は毎朝1回、夏は朝夕2回にし、芽出しの時は水切れに注意してください。施肥は、元肥に加え、花後は半月に1度、水10Lに対しハイポネックス茶さじ山盛り1杯を溶いたものを与えます。防虫については、花後に1〜2度スミチオンを散布します。サクラソウの新しい根茎は生長するにしたがって表土上に出る特性を、もっています。それで花後に、新しい根茎が見えたらその上に増土し、新しい根茎を保護します。2月に鉢土の中にある白い芽を水で洗い、長い根を少し切り上記の培養土に植え替えます。
春を呼ぶ花、サクラソウ

3月の園芸Q&A

日本古来の花、ツバキ
Q.  私はツバキが大好きです。種子から育てる方法や挿し木の仕方を教えてください。
A.
 実生の仕方: 種子から育てる場合は、採りまき(採取した種子を貯蔵しないですぐにまく)のほうが、春まきより、発根率が高いので採りまきをするとよいでしょう。採りまきの仕方: @9月下旬から10月中旬に、やや茶色がかった実を裂開する前に採り置いておく、実が裂開したら、種子を取り出します。A取り出した種子を数時間水に浸し、沈んだ種子をまきます。沈まなかった殻の硬い種子は殻に傷をつけてまきます。C種子の1.5倍の深さに埋め、苗床は朝日の当たるところに置きます。冬期は凍結や乾燥をしないように注意しましょう。D翌春の4月頃に発根、発芽します。そのとき根の先から1/3ぐらいを切落し、3号〜4号の鉢に1本づつ移植します。☆実生は開花するまで数年かかります。親木と同じ花が咲かないこともあるのでどんな花が咲くのか楽しみです。
挿し木の仕方:挿し木は新梢の固まった7月20日頃が適期です。
@中深の駄温鉢に赤玉土小粒を入れ、十分水をしみこませます。
A葉を4枚ぐらいつけて新梢を切りとり、挿し穂をつくります。
B数時間水に浸して十分水あげをし、その後、切り口を2mmぐらい水切りします。
C挿し穂の下の方の葉は取り除き、他の葉は1/2に切ります。
D苗床に3cmぐらいの間隔で少し斜めに同じ方向に向けて深さ3cm程に挿します。
E挿し終わったらもう一度灌水して透明のビニール袋に入れ、空気を入れて、密封します。
F直射日光に当たらない木陰や涼しい場所で管理します。
G発根したら徐々にビニールを開け、袋をとりのぞきます。
H翌々春に植え付けします。
日本古来の花、ツバキ

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