12月の園芸Q&A

冬から春にかけて、室内を彩る<シクラメン>
Q.  年末にシクラメンをよく買いますが、花が出なくなったり葉が黄色くなったり、すぐダメになります。原種シクラメンの方が育て易いようですがどんなシクラメンですか。
A.
 12月頃に出回る綺麗で華やかなシクラメンは、園芸用に改良したもので、野生種より育てにくい。原産地は地中海沿岸を中心に、かなり広い地域に自生する球根植物です。この野生種は原種シクラメンとして(所によっては山野草として)市販され、20種余りあります。これは寒さにも強く園芸種より育てやすい。「春から初夏咲き」・「夏から秋咲き」・「冬から早春咲き」とバラエティに富み、組み合わせで長く楽しむことが可能です。日本では、秋咲きの「ヘデリフォリウム」、冬から早春咲きの「コウム」が普及していて花色はピンクや白色。小ぶりで華やかさに欠けるが、可愛い花を咲かせてくれます。「ヘデリフォリウム」は葉が出る前に花を咲かせ、「コウム」は多くの変種を持っています。生育期の管理は、まず日光によく当てる。土の表面が乾いたら水を与え、肥料は薄めの液肥を月に2回程度軽く(少ない方がしまった球根になる)与えます。1〜2年に1回、花後か休眠期に植え替える。水はけの良い土に、園芸種より深めに植え込みます。休眠期の夏は葉も枯れ、雨のかからない風通しの良い涼しい所に置き、水を与えません。9月に入ってから水をたっぷり与えると元気に新しい葉を出し、市販のものより約1ヶ月遅れで花を付けてくれます。育て易い他の品種として、ガーデンシクラメンがあります。
冬から春にかけて、室内を彩る<シクラメン>の画像

1月の園芸Q&A

縁起物の植物<ヒャクリョウ>
Q.  センリョウやマンリョウは良く見かけますが、ヒャクリョウと呼ばれる植物はまだ知りません。今度、友達がプレゼントしてくれるそうです。育て方を教えて下さい。
A.
 ヒャクリョウはセンリョウやマンンリョウと共に縁起物の植物として親しまれ、正月などおめでたい時の生花や寄せ植えとして使われています。ヤブコウジ科の耐寒性常緑低木、原産地は日本(関東以西の本州から四国・九州)、中国・台湾。高さ50p前後。地下茎で伸び、茎は直立し分枝しない。葉は長さ8〜18p、平たくて細長く先が尖る。7月頃、葉腋部に白色の花を散形状につける。11月頃には実がきれいな紅色(他に白や黄の種)を呈し翌年まで落ちない。西日本の林中に自生し、明るい半日陰で、やや湿り気ぎみを好む。庭植えでは、日陰の根占め、苔庭の点景にぴったりで、有機質の多い土が良い。鉢植えでは、排水の良い土(赤玉土などに腐葉土を3〜4割加える)でよく育つ。直射日光や乾燥に要注意。殖やし方は、接ぎ木か実生によるが、実生の方が一般的。3月の彼岸頃が蒔き時で、果肉(発芽抑制物質を含む)を除いて水洗いし直播すればよい。開花まで3〜4年かかります。
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