10月の園芸Q&A

清楚な小輪八重の初夏の花 タカサゴカラマツ
Q.  タカサゴカラマツ・・5月から7月にかけて2ヶ月近く純白の美しい花を見せてくれましたが、8月に入り急に葉が落ち、立ち枯れのようになって来ました。 手入れの方法を知りたいのと、他のカラマツソウのことも教えて下さい。
A.
タカワゴカラマツ・フジイロカラマツ
 タカサゴカラマツ・キンポウゲ科・別名タイワンカラマツ・原産地は台湾、昔は高砂の国と言ったのでタカサゴカラマツといいます。タカサゴカラマツは、カラマツソウの仲間のなかで特に矮性で、真白で八重の姿やさしく、しかも丈夫で誰からも好まれる山草です。あまり園芸店や山草店でも見かけませんが、山草愛好家の間では、非常に人気のあるカラマツソウです。種類は日本にも全国的に多数の品種がありますが、山草として作られているものは(ツクツカラマツ、ミヤマカラマツ、ヒメカラマツ、ヤクシマカラマツ、バイカカラマツ)いずれも草丈10cm前後で草盆栽作りに適しています。他にも(シキンカラマツ、ホソバカラマツ、モミジカラマツ、ハスバカラマツ)と多数ありますが、草丈が50cm以上にもなるので、鉢植えには適していません。植え付け用土は、あまり選びませんが、かなり好湿性で乾き気味になると、本来の葉色が出ないので黄変することがあります。そのため栽培には保水力を考えて赤玉土を主体にピートモス・腐葉土・を少量混入して保水力を高めた用土を使い、雨で土が跳ね上がらないように、富士砂・白川砂・矢作砂・苔・などで化粧張りをしてください。植え替えは、株分蘖が盛んですので2年に一度は植え替え株分けをして根の更新を行って下さい。植え替えは9月初旬〜10月中旬までに行ってください。
 

11月の園芸Q&A

秋の深まりと共に色濃く冴えて美しい リンドウ
Q.  リンドウ・丈夫で作りやすいので何年か大切に育てていますが、最近は、下葉が枯れて上部の葉先も痛んできました。手入れの方法はありますか。また春に咲くリンドウもあると聞きましたが?
A.
可憐な花・ホタルブクロ
 リンドウ科・品種によっては春から晩秋まで、次々に咲き続けるほど品種も多く、平地から高山・湿地から乾地など自生する土地も違うほど性質も多用です。栽培上からも性質の似たものを区別しておくことも必要です。質問の下葉の枯れ上がり・葉先の枯れこみはほとんどリンドウの一番の敵といわれるネマトーダ(線虫)の発生です。株が古くなっても葉痛みで、枯れてきますが、毎年株分けを兼ねた植え替えによって回復します。ネマトーダの害のある根は、コブになり褐色になっています。根のほとんどを切り取り、古い土は必ず処分して下さい。さし芽感覚で植え替えをします。
 またリンドウ類には、ある種の菌が共生するといわれています。リンドウを植えた健全な古土を少し混入して植えると、花色が濃く、よく育ちます、他のリンドウの根元にまくとか、実生のむつかしい越年リンドウや1年草の春に咲く矮性の、ハルリンドウ・コケリンドウ・フデリンドウ・とか同科のアケボノソウ・マツムシソウ・センブリなどにも根元にまくか、用土の中に混入すると成積がよいので利用してください。

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