タカサゴカラマツ・キンポウゲ科・別名タイワンカラマツ・原産地は台湾、昔は高砂の国と言ったのでタカサゴカラマツといいます。タカサゴカラマツは、カラマツソウの仲間のなかで特に矮性で、真白で八重の姿やさしく、しかも丈夫で誰からも好まれる山草です。あまり園芸店や山草店でも見かけませんが、山草愛好家の間では、非常に人気のあるカラマツソウです。種類は日本にも全国的に多数の品種がありますが、山草として作られているものは(ツクツカラマツ、ミヤマカラマツ、ヒメカラマツ、ヤクシマカラマツ、バイカカラマツ)いずれも草丈10cm前後で草盆栽作りに適しています。他にも(シキンカラマツ、ホソバカラマツ、モミジカラマツ、ハスバカラマツ)と多数ありますが、草丈が50cm以上にもなるので、鉢植えには適していません。植え付け用土は、あまり選びませんが、かなり好湿性で乾き気味になると、本来の葉色が出ないので黄変することがあります。そのため栽培には保水力を考えて赤玉土を主体にピートモス・腐葉土・を少量混入して保水力を高めた用土を使い、雨で土が跳ね上がらないように、富士砂・白川砂・矢作砂・苔・などで化粧張りをしてください。植え替えは、株分蘖が盛んですので2年に一度は植え替え株分けをして根の更新を行って下さい。植え替えは9月初旬〜10月中旬までに行ってください。
|