2月の園芸Q&A

厳冬期に咲く可憐な花“スノードロップ”
Q.  花の少ない寒い時期に咲く花が欲しくて、“スノードロップ”の球根を購入し鉢植えにしています。
  露地植えにする場合やこれからの手入れについて教えて下さい。
A.
厳冬期に咲く可憐な花“スノードロップ”

 “雪のしずく”の名が示すよ うに可憐な花で、“ガランサス”や“雪の花”の別名があります。多くの変種や園芸種を加えると100種近くありますが、わが国では“ガランサス・エルウェシー”が一般的です。
  鉢植えの場合は、花が咲くまでは日当たりの良い場所に置き、花が咲いたら半日陰に置きます。露地植えの場合は水はけが良く、かつ湿り気の保てるような、少し傾斜した落葉樹の下のふかふかの地面などが適しています。
  冬枯れの風景の中で春の訪れを感じさせてくれて心が和みます。
  また、平面よりも、ロックガーデンのような段差のある花壇に植え込むのも、風情のあるものになります。
  球根は5cm間隔くらいで数球ずつまとめて植えつける(9〜10月)と引き立ちます。
  花後は、自然に枯れるまで葉を大切に残して球根の肥培につとめます。
  また葉が枯れたあとも、乾燥貯蔵を嫌いますから数年間は植え替えずにそのままにしておくほうが生育もよく、分球によって株が増え、群生して咲くようになり、いっそう見映えするようになります。
鉢植えの場合は葉が枯れて休眠状態になっても時折は灌水してやるか、鉢の縁まで地面に埋めておくとよいでしょう。
  肥料は秋に緩効性のものを少量、浅くすきこむ程度で十分です。
  分球は9〜10月に行い、分球後すぐに植えつけます。


3月の園芸Q&A

ツル性で年中可愛い花をつける “パンダスミレ”
Q.  花や葉の姿はスミレそっくりなのですが、ツル性で長く延びたツルは1m近く垂れ下がり、全体に葉がついて密生しており、花も時期によって多少の変化はあるようですが年中見られる鉢花を見ました。花も可愛く珍しいので栽培したいのですが、花の名前や栽培の仕方を教えて下さい。
A.
パンダスミレ パンダスミレ

 “ビオラ・ヘデラケア”のようです。通称は“パンダスミレ”と呼ばれています。
  種名のヘデラケアは“ヘデラに似た”という意味で、ヘデラのようにツル性の茎を伸ばすことから、また通称の“パンダスミレ”は花の姿がパンダを連想させることからつけられたものです。
  従来からある一般のビオラの花は、パンジーよりも小ぶりですが、花つきがよく丈夫で作りやすいのが特長でした。
  “ビオラ・ヘデラケア”は、従来からのビオラよりも更に丈夫で作りやすいうえに、多年草であるのが特長です。花は年中見られますが、一般のビオラに比べて花数は少なく、たくさん咲くのは4〜6月と9〜11月です。 
  植え付け、植え替え、株分けの適期は3月下旬ごろと9月上旬ごろです。
  水はけの良い用土に植えて日当たりの良い場所に置きます。30℃以上の日が続くと弱りますので、盛夏の午後は涼しい場所に移しましょう。
  また茎が伸びるにつれて台などを用いて鉢を高くしてやる必要があります。
  店頭に出回るのは10〜5月ですが、入手できない場合は栽培されている方にお願いし先端を10cmほど頂いて挿し芽をするとすぐに発根します。
  種子ができないので株分けや挿し芽で殖やします。茎は1年で約1m伸びます。
  写真のパンダスミレは1年で130cmを越えました。


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