10月の園芸Q&A
Q. 野生ギクと野ギクとはどのように違うのでしょうか。育て方についても教えてください。
A.

野ギクのほとんどは園芸品種で、美しい花、変化に富んだ花が作られてきました。これらの人工的な園芸品種と区別するために、キク属の野生種を野生ギクといいます。

(1)キク科は種類の最も多い科で、世界におよそ2万種があります。日本にも350種ほどが野生し、さらに120種ほどが帰化しています。

(2)その中でも、美しい花の多いキク属は、東南アジアを中心におよそ50種あり、日本には15種ほどが自生しています。自然交雑種も多く、分類は難しいとされています。

(3)外側の長く伸びた花弁がつく“舌状花”は雌花、内側の“筒状花”は両性化で、ともに冠毛がありません。

(4)この仲間でよく栽培される種は、イソギク、シオンギク、ノジギク、アシズリノジギク、サツマノギク、ナカガワノギク、リュウノウギク、キタタニギクなどで、近縁種にハマギク があります。

(5)植え替えは、芽が動く前の3月ごろが適期です。根廻りが速いので毎年植え替えをします。

(6)用土は赤玉土主体で、日向土、軽石、腐葉土などの混合用土を用いますが、置き場、灌水等の条件に合わせて選んでください。

(7)年間を通じて、日当たりの良い、風通しの良い場所で管理します。

(8)増やし方は、株分け、挿し芽、実生等で行いますが、株分けには、鉢外に出るような元気な株を取ります。実生は、晩秋から初冬に採取した種を早春にまくと、発芽率が高くなります。


11月の園芸Q&A
Q. 山野草のヒメラッキョが鉢に盛り上がってこぼれそうに
なっています。植え替え、株分け、管理の仕方等について教えてください。
A.

ユリ科、ネギ属の類似品種は、国内でおよそ30種が出回っています。他にイトラッキョ、ヤマラッキョ、カンカケイニラなどがあります。

(1)繁殖は活発で、すぐに根詰まりしますから、1〜2年に一度の植え替え、株分けが必要です。時期は3月下旬頃が良いでしょう。

(2)用土は通常、赤玉土〔4〕、日向土〔4〕、腐葉土〔2〕をブレンドしたものか、これに似通った用土を使用します。

(3)年間を通じて、日当たりの良い、風通しの良い場所で管理します。

(4)肥料は、春の芽出し時と花後に与えます。夏の1〜2ヶ月は休眠中ですので、肥料は与えません。

(5)病害虫はあまりつきませんが、ネダニが発生します。オルトラン粒剤で防除してください。


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